「相続した実家を、仲介で売るのと買取で売るのと、どちらが得?」——売却を考え始めた方からよくいただく質問です。仲介と買取は、買い手・期間・価格・手数料がそれぞれ異なる別の仕組みで、状況によって向き不向きがあります。本記事では2つの違い、メリット・デメリット、選び方の目安までを整理します。
仲介と買取 — 売却の入口にある2つの選択肢

不動産を売却する場合、大きく分けて次の2つの方法があります。
- 仲介 — 不動産会社が売主と買主の間に立ち、一般の買い手を探して売却する方法
- 買取 — 不動産会社自身が売主から直接買い取る方法
「誰が買うか」が違うことで、価格・期間・手間がそれぞれ大きく変わります。どちらが正解という話ではなく、売主の状況や物件の特徴によって向き不向きがあります。
仲介とは — 市場価格で売れやすいが、時間がかかる

仲介は、不動産会社が広告を出して買い手を探し、売主と買主の契約成立をサポートする仕組みです。一般の購入希望者が買い手になるため、住宅ローンを使えるケースが多く、市場価格に近い金額で売却できる可能性があります。
- 市場価格に近い金額で売れる可能性がある
- 住宅ローンを使える一般の買い手が対象
- 売れるまでに数ヶ月〜1年以上かかることがある
- 仲介手数料(最大で売却価格の3%+6万円+消費税)が必要
- 内覧の対応や、室内の清掃・残置物の片付けが必要
- 契約不適合責任(旧瑕疵担保責任)を売主が負うのが原則
買取とは — スピードと現状渡しが強み、価格は控えめ

買取は、不動産会社が買い手となって、売主から直接物件を購入する仕組みです。会社が「再販前提」や「リフォーム後の活用」を想定して買うため、市場価格より低めの金額になるのが一般的です。
- 最短2週間〜1ヶ月程度で現金化できる
- 仲介手数料が原則不要
- 残置物や老朽化の状態でも「現状渡し」で売れる
- 契約不適合責任を免責にしやすい
- 内覧の対応や近隣に売却を知られる心配がない
- 売却価格は仲介より控えめになりやすい(相場の7〜8割が目安)
- 買取に対応していない物件もある
選び方の目安 — スピード・状態・状況で決める

仲介と買取は、次のような目安で選ぶと判断しやすくなります。
仲介に向いているケース
- 時間に余裕がある(半年〜1年程度待てる)
- 築年数が比較的浅く、リフォーム不要
- 立地条件がよく、市場での需要が見込める
- 少しでも高く売りたい
買取に向いているケース
- 早く現金化したい(相続税の納税、住み替えなど)
- 築古・残置物あり・荒れた状態で内覧に出しにくい
- 仲介で「売れない」と断られた
- 近隣に売却を知られたくない
- 残置物の処分や内覧対応を避けたい
どちらを選ぶか迷ったときは — 比較査定が現実的

「仲介の売却価格」と「買取の即時価格」を比べてから決めるのが現実的です。仲介価格は売れるまでの時間と手数料を差し引いた手取り額、買取価格は確実に入る現金額として比較すると、判断がしやすくなります。
多くの不動産会社は仲介と買取の両方を扱っており、両方の見積もりを同時に出してもらうこともできます。「両方を見たうえで、最終的にどちらにするかを選ぶ」のが安心です。
きくまる不動産は、空き家・空き地などの買取を専門 としています。仲介と買取のどちらが向いているか分からない場合や、複数業者の査定を比較したい方の相談も承っています。買取の可否は現地と条件を確認したうえでお答えいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。査定は無料、しつこい営業も一切いたしません。
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