「古い家を解体してから売った方が高く売れる?それともこのまま?」——空き家所有者が必ず迷う判断です。実は 解体すると固定資産税が翌年から最大6倍 になるリスクがあり、安易な更地化は大きな損失につながります。本記事では、古家付き・更地それぞれのメリット・デメリットと、4つの判断軸を解説します。
目次
「古家付き土地」「更地」「上モノ付き」——3分で分かる用語整理

不動産売却の現場で使われる3つの用語を整理しておきます。
- 古家付き土地:古い建物が残っている土地。建物に価値はほとんどなく、買い手はあくまで 土地が目的。買主が解体費用を負担する前提で価格が決まります。
- 更地:建物を解体・撤去し、整地済みの土地。買い手は購入後すぐに新築工事に着手できます。
- 上モノ付き土地:「古家付き土地」とほぼ同義。建物の状態が比較的良く、リノベーション利用も視野に入る場合に使われることが多い。
同じ土地でも、この3形態のどれで売り出すかで 買い手層・売却スピード・最終手取り が大きく変わります。順に見ていきましょう。
古家付きで売るメリット・デメリット——意外と需要は多い

メリット
- 解体費用が不要:戸建て1棟の解体は150〜250万円が相場。これがゼロで済む。
- 固定資産税が住宅用地特例で1/6のまま:建物がある間は税金が安いので、売却が長引いても負担が小さい。
- リノベーション需要を取り込める:古民家リノベ・DIY志向の若い世代やセカンドハウス需要が拡大中。
- 建築不可エリアでも売却可能:再建築不可の土地でも、既存建物を活かす形で売れる。
デメリット
- 表示価格は更地より低くなる:解体費分が値引かれるイメージ。
- 内見時の印象が悪いと敬遠される:残置物・劣化・湿気の臭いがあると買い手の判断が早くなる(悪い意味で)。
- 新築希望者にはアピールしづらい:建て替え前提の買い手から見ると、解体費・期間が読みにくい。
- 契約不適合責任のリスク:引渡し後に雨漏り・シロアリが見つかると、補修費請求の可能性。
古家付きは「安く早く動かしたい」「税金を抑えたい」方に向いています。
更地にして売るメリット・デメリット——解体費用と税金の落とし穴

メリット
- 表示価格が高く出せる:買い手が新築工事を即始められるため、相場の上限近くで売り出せる。
- 買い手層が広がる:新築希望のファミリー層、ハウスメーカー、投資家まで対象。
- 内見時の印象トラブルがない:何もないのでネガティブ要素ゼロ。
- 契約不適合責任のリスクが低い:建物起因の問題が発生しない。
デメリット
- 解体費用150〜250万円を売主が先払い。アスベスト含有材があれば追加で50〜100万円。
- 翌年から固定資産税が最大6倍:1月1日時点で建物がないと住宅用地特例が外れる。年10万円が60万円に。
- 解体後に売れ残ると損失が膨らむ:高い税金を払いながら待つことに。
- 地中埋設物が発覚するリスク:古井戸・浄化槽・基礎・廃材が出てくると、追加撤去費用30〜100万円。
解体は「買主が決まってから」が鉄則。先に解体してから売り出すのは、税金リスクと売れ残りリスクの両方を抱え込む最悪のパターンです。
どちらを選ぶべきか——4つの判断軸で答えが出る

次の4つの軸で判断すれば、ほぼ答えが出ます。
- 立地が良い × 建物が悪い:更地推奨。ただし買主が決まってから解体する条件で売り出す。
- 立地が普通 × 建物がまだ使える:古家付き推奨。リノベ需要を狙う。
- 再建築不可・接道不良:古家付き一択。更地にすると建て替え不可で価値が大きく下がる。
- 解体費用を出す余裕がない/早く現金化したい:古家付きで買取業者へ。解体不要・残置物そのままで売却可能。
「古家付きで売り出す → 反応が弱ければ更地化を検討」という 段階的アプローチ が、リスクを最小化する王道です。最初から更地にすると後戻りできません。
西宮の地元事情と無料相談

西宮市は阪神間モダニズムの古い住宅が多く残り、古家リノベ需要 が比較的厚いエリアです。特に夙川・苦楽園・甲陽園では「古い家のまま売って欲しい」という買い手も少なくありません。
きくまる不動産は仲介と買取の両方を扱う立場から、ご所有の物件について「古家付きで売る場合」「更地化して売る場合」「買取で即現金化する場合」の 3パターンの査定書 を無料でご提示できます。3つを並べれば、最も得な売り方が一目で分かります。
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- 「解体するか迷っている」段階のご相談こそ、まずお気軽にどうぞ。
空き家・空き地買取シリーズ 全10話
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